ドッグフード・キャットフード基礎知識

犬や猫などペットを飼っている方は非常に多いと思います。統計によりますと、なんと日本の家庭の三世帯に一世帯はペットを飼っていることがわかっています。

ペットもれっきとした家族なのです。家族と同様にペットの健康を気遣ってあげることが買主としての義務ともいえるでしょう。

しかし、「夕飯の献立は考えるけど、ペットの餌ってなにを選べばいいのかわからない」って方はたくさんいますよね。

本記事はそんな方のためにドッグフード・キャットフードに関する知識を紹介していきます。

ドッグフードについて

たんぱく質・脂質・炭水化物・ビタミン・ミネラルの五大栄養素のうち、犬に最も必要だとされているものはたんぱく質と炭水化物です。また、健康を害さないように脂質を控えることも非常に重要になってきます。

また、代謝や免疫力を強化するためにビタミンをしっかりと補給させるべきです。しかし、人間とは異なり、犬は自分でビタミンCを生成できるため、外から摂取させる必要はそれほど強くないと言えます。

ドッグフードを選ぶ際は保存料や人工添加物の有無をしっかりとチェックしましょう。それらの成分は必ずしも悪いわけではありませんが、発がん性等のリスクに備えるためにドッグフードを選ぶ際にひと手間かけてみましょう。保存期間が非常に長いものには注意が必要です。

キャットフードについて

猫は肉食動物ということから動物性たんぱく質の摂取が欠かせません。

ドッグフードとも共通する点がありますがペットの年齢によって、適したフードを選ぶことがポイントです。年齢によって、歯の強度・必要な栄養素・必要なカロリー等が異なってくるためです。

また、猫は毛玉を吐くことにお悩みの方には、猫が毛づくろいの際に飲み込んだ毛玉を便とともに排出しやすくサポートする成分が入っている「毛玉ケア」シリーズがおすすめできます。

キャットフードを選ぶ際にもう一つ気をつけたい点は「グルテンフリー」であるかどうかです。猫は肉食動物であるため穀物等の「植物性たんぱく質」を分解する機能がないのです。

つまり、排出されることなく体に蓄積され続けるというわけです。

手作りフードについて

近年では、ペットの健康を気遣うためご家庭でペットフードを手作りすることが流行しています。ペットの特性や体調に合わせて食材や栄養素をカスタマイズできるためとても安心安全で、ペットにとっても飼い主にとってもとてもいい選択であることは間違いありません。

ですが、気を付けなくてはいけない点があります。もし、注意を怠ってしまうと、ペットを想って作った手作りフードもペットを傷つけてしまう剣になってしまいかねないのです。

・ネギ系・甘いお菓子(チョコレートなど)・ガム・ぶどう類 など

これらは絶対にペットに与えてはいけません。命にかかわる重大な問題になりかねないので注意しましょう。

また、肉・魚類ではしっかりと熱処理・殺菌をするために念入りに火を通してください。

まとめ

本記事を読んで、ドッグフード・キャットフードを選ぶことは家族の料理を作るときと変わりがないことがわかったのではないでしょうか。

家族が成長期ならたくさんご飯を作る・体調不良ならおかゆなど消化しやすいもの・幼児や高齢者で咀嚼が難しいようならやわらかいものを中心に献立をかんがえる...など

ペットの年齢や体調をみて、適切なペットフードを選ぶ。それは上記の行動と同様ですよね。

それができるようになるためには、ペットの体について正しい知識を身に着け・実際に向き合って細かな変化に気が付くことが求められるでしょう。