ドッグフード キャットフードの選び方

●ドッグフードの形状の種類

ドッグフードにはドライタイプのものから液体のもの、小型犬用や犬種別フード、療法食など形状や種類が豊富にあります。形状に関しては歯がない老犬や固いものが食べられない子犬には柔らかいものを与えたり、歯や口腔内の健康が気になる犬にはドライフードを与えます。また水分をあまりとらない犬には液体のご飯やウエットタイプの比較的水分をたくさん含んだものを与えるのが望ましいです。

また、特に小型犬はフードの粒が大きいとのどに詰まらせてしまうケースもあるので注意が必要です。

●ドッグフードの栄養分、成分の種類

形状以外に成分や栄養分にもそれぞれの犬に合わせたものがあり、一番身近にあるものとしては年齢やライフステージに合わせたフードです。子犬のときには子犬用のご飯を、大人になれば大人用のフードを、去勢避妊済の犬専用のフードもあります。子犬はとても大切な成長期で活動性も高いため栄養成分が高く少量でしっかりとしたカロリーがとれるような内容になっています。子犬に大人用のフードを与えていると栄養成分が足りず、臓器が成長しきれない場合や栄養失調に陥ります。

去勢避妊をすると生殖器に使っていたエネルギーが必要なくなるので太りやすくなります。通常のフードの与える量を調整することで肥満のコントロールも可能ですが、与える量が少なくなるのは犬本人にとってストレスになってしまう場合もあります。去勢避妊済専用のフードや肥満予防のフードを与えるのが望ましいです。

また、トイプードル、マルチーズなどは涙焼けができやすいため低脂肪食が望ましく、ラブラドールやダックスフンドなどは太りやすいので低カロリー食が望ましいです。それを飼い主でもわかりやすくしたものが犬種別フードになります。それぞれの犬の特徴やなりやすい病気に合わせて成分を細かく調整しています。

このように犬のライフステージ、種類によっても選ぶフードが変わってきます。

●ドッグフードの添加物

ドッグフードにも人の食べ物と同じように添加物が入っています。体への影響も全くないとは言い切れませんが、ペットフード安全法により添加物に規定の量が定められており安全と確認されたものがネットやスーパー、動物病院で販売されています。また、近年では自然の添加物や無添加のものも開発されており、酸化しにくくするためにジップロックがついていたり、動物の身体を考え小分けになっているものが多く普及しています。

 

 ドッグフードの種類は昔に比べ増えてきており、どれを選べばいいのか悩みますがそれぞれの犬に合わせたものを選び、なおかつ匂いや味の好みも犬により異なるため犬自身が好んで食べてくれるのが一番です。

キャットフードの選び方

●キャットフードの形状の種類

キャットフードにも犬と同様、ドライフードから液体のものまで形状は様々です。子猫や老猫には柔らかいものを、歯石をつきにくくするためにドライフードを与えるのも一つです。

そして猫は犬に比べ水分摂取量が非常に少なく、それが原因で膀胱炎や膀胱結石、腎臓病になることも多いためウエットフードを与える方も多いです。しかし、猫のフードの種類によっては塩分がやや多く膀胱結石を作ってしまう可能性が高いものもあるので注意が必要です。

●キャットフードの栄養分、成分の種類

キャットフードも犬と同様、ライフステージや年齢によってフードを選択しなければなりません。しかし、例外として野良猫の場合はほとんどがやせていることが多く、栄養失調になっている場合もあります。その場合は年齢やライフステージに関係なく、一時的にカロリーや栄養分の高い子猫・授乳妊娠猫用のフードを与えます。

そして猫は泌尿器関係の疾患が非常に多いため、それに対応したフードが多いですが、事前にケアをしていても体質も関係しているため膀胱炎や膀胱結石、腎臓病になってしまうこともあります。動物病院での定期的な検査で早期発見ができます。

●キャットフードの添加物

キャットフードにも添加物は含まれていますが、ペットフード安全法によりそれにより体に影響がでることは基本的にないと考えられます。

しかし、猫によっては添加物にとても敏感な猫もいて、無添加じゃないと食べないということもしばしばあります。

猫にも味や匂いに好みがあり、ドライフードじゃないと食べないという猫もいます。

その猫に合わせたフード選びをしましょう。